うちのこだわり息子は予定が変更になったり、
頭ごなしに怒られたりすると、パニックになって、
もうどうにもおさまらなくなって大変でした。
特に、息子vs夫の親子対決は最悪です。
どっちもお互いの正論を言い合うだけで、
どこまでも平行線なのです。
息子はまだしも、夫が全く息子の話も聞こうともせずに
否定するところがとても腹立たしかったです。
息子は「なんで！なんで！」とますますパニックになるばかり。
予定の変更が出なければ一番いいことですが、
そんな予定通りに休日を過ごすことは難しいです。
当日になって、買うものが増えたりして、急に買い物に行くことになれば
「聞いてない！」と怒り出します。
もう、怒っても仕方ないので、どうしたら息子の気持ちの切り替えができるのか悩みの種でした。
たとえ、一時的に気分が悪くなったとしても、そのあと気持ちの切り替えさえ
できれば、お互いに気まずい思いをしなくて済むはずです。
でも、現実はせっかくの休日も気分が重くなることが多かったです。
毎週、予定がきちんとあるわけではなく、息子にきちんと一日の
予定を伝えることは難しいです。
気分が悪くなるのは、お互いによくないので、何を変えればいいのか考えました。
当時、息子は歴史物やプロジェクトXの漫画を読むことが好きでした。
そこで、部屋に漫画を用意しておき、ワーッとなった時は、自分の部屋に行って漫画本を
読むようにしてみてはどうかと息子と相談して決めました。
それから何度か練習していきました。
始めは「なんで！なんで！」で、物にあたるし、部屋に入るまで大変だったけど、
「ワーッとなったら、部屋でクールダウン」ていう合言葉をかけ続けました。
そのうちに自然に自分の部屋に行くようになり、本当にびっくりするくらい静かになりました。
始めは部屋に入っても怒りが収まらず、漫画本読むところではなかったけれど、
落ち着いてくると、漫画が目につくようになったようです。
クールダウンしたいときは、その場を離れて、一人になるのは一ついい作戦だと思います。
刺激を遮断して、自分の好きな漫画に集中すると言うのは、うまく彼に「はまった」気がします。
本人も自分でコントロールできると自信になったようでした。
家ではクールダウンの仕方や場所を見つけたけれど、これが学校だったら
どうなるんだろうと心配でした。
が、学校では、クールダウンできる方法も場所もなく、
ただの困った迷惑な子と思われていたようです。
学校の先生から言うことを聞かない、落ち着きがない、衝動性が高いので、
薬を服用した方がいいと言われました。
医療に服薬を相談しましたが、それは本人の問題だけでなくて
学校で本人が安心して過ごせる環境を作ってあげる方が
大事だと言われました。
学校にもそれを伝えましが、伝えただけで終わりました。
何も変わりませんでした。
あの時はあんなに大変だったのに、今となれば懐かしく思えます。
だって、今の息子は全くあの時の面影もなく、休日は本当、適当に過ごしている
ようです。
ほんと、同じ人？ってくらいびっくりです。
息子の苦楽を共にしたチョコです。
「チョコちゃん結婚しようね〜」
が口癖でした。
