退職してまもなく17歳になった愛犬の体調が悪くなりました。
退職したら、一緒にいろんなところに出かけようと思っていたのに、、、
確かに春から一気に年齢を感じるようになって、今年もつかな?と思うことも。
ミニチュアダックスフンドの愛犬は子供たちとともに成長してきたので、
家族にとって、特に子供たちにとっては存在感がとても大きいのです。
長男が学校へ行けなかった時は、寄り添ってくれた存在です。
なので、子供たちにはもし帰って来れるならお盆あたりには顔を見ておいた方がいいよと
声をかけておきました。いつお別れが来ても後悔のないようにしてほしいので。
特に夏は毎年食欲が落ちるので、今年は特に気にしてたんですが、無事乗り越えられました。
元々食欲は旺盛で、子供が置きっぱなしにしたカバンの中にあるパンを見つけて食べてしまったり、
棚の一番下に置いといたパスタの袋を開けて食べてしまったりとそれはそれはまたやられた!っと
いうくらいでした。穴に潜ることが得意というだけあって、あの長い鼻でどんどん突っ込んでくんです。
我家の冬の風物詩で、なぜかヒーターに鼻をくっつけるのです
今年の冬もこうなるはずでした。が、急に食欲がなくなり、少しで食べれるようにと鶏肉を割いたり、
スープを作ったり、ペーストの缶詰をあげたりとしました。本当に1日ごとに体調が悪くなって、
ついに起きれなくなりました。もうこれは覚悟をしないといけないんだなと感じました。
ちょうど退職したので、昼も夜もつきっきりでみることができたので、これも何かのタイミング
なのだろうかと、、
子どもたちに様子を伝えると、長男は仕事を調整してすぐに行くとのことでした。
しかし、長男が来るまでもつのだろうか、、でも愛犬が一番会いたいのは子どもたちのはず。
祈るように長男が来るまで愛犬を見守りました。
長男がその日の夕方家に着き、愛犬に会うことができました。
長男は愛犬の変わり果てた姿に、動揺し、泣きながらそばでずっと寄り添っていました。
到着して数時間経ったその日の夜、愛犬が呼ぶように声を出し、そして静かに息を引き取りました。
その時、その場に来れなかった次男のために、長男がビデオ通話で愛犬の様子を見せていたので、
家族全員で看取ることができました。
長男が帰ってくるのを待っていたかのようなタイミングでした。
その後次男も帰ってきて、みんなで送り出すことができました。
愛犬に本当にうちに来てくれてありがとうって伝えたい。
しばらく家の中にぽっかりと穴が空いたようでその空間になれることができませんでした。